ガーデンマップ


園内は様々なテーマのガーデンに分かれ、原種・オールドローズの歴史や特色が一目でわかるように植栽されています。ボランティアによる手作りの小道やパーゴラ、ベンチ等を配置し、花の繊細さや香りを間近に楽しめるよう工夫をこらし、昔ながらの日本の風景と調和する、自然な趣を大切にしたバラ園を目指しています。 

全体図

1.鈴木省三コーナー

日本の風土に合うバラを目指して生涯を育種に捧げた「日本のバラの父・鈴木省三」作出の品種を収集、植栽しています。


2.世界の原種コーナー

バラの野生種は、北半球の各地に分布しています。日本やアジアは別にコーナーを設けたため、このコーナーではヨーロッパ、北米などに自生するバラを植栽しています。


3.歴史コーナー

改良の基本種から始まって、それらが交配を繰り返し現代バラにいたるまでを、島ごとに系統別に植えることにより、改良の歴史、流れがわかるような植栽をしたコーナーです。


4.中国のバラコーナー

中国に自生するバラの植栽をはじめとして、18世紀から19世紀にかけてはじめてヨーロッパに導入された四季咲性の4品種のバラをはじめとするチャイナローズやティーローズが植栽されています。


5.日本のバラコーナー

日本は中国に並び、野生バラの宝庫であり、かつまたバラの改良に貢献をしています。それら日本に自生する野生バラすべての種を植栽し、さらにそれぞれの改良種も併せてご覧いただけます。


6.アジアの原種コーナー

バラはヒマラヤの周辺で発生し、そこから北半球に広がったともいわれます。ここでは、朝鮮半島、中国の南西部からヒマラヤ、中近東にかけて分布するバラを収集、植栽しています。


7.ルドゥーテコーナー

ベルギーに生まれ、フランスで活躍したピエール・J・ルドゥーテ、皇帝ナポレオンの妃ジョゼフィーヌの庇護をうけ、マルメゾン宮庭に収集されたバラを描き『バラ図譜』を出版しました。描かれたバラのうち現存するもののほとんどを収集しています。(別のコーナーに植えられたものもあります)


8.イエローコーナー

黄色の原種バラはごく少なく、現代バラに導入された黄色はロサ・フォエティダに端を発します。独自の改良を経てきた黄色のバラを集めました。


9.ラ・ボンヌ・メゾンコーナー

ラ・ボンヌ・メゾンとはフランスのリヨンにあるバラ園の名前。オーナーのオディール・マスクリエさんの特別のご厚意によりいただいたバラだけで構成したコーナーです。


10.香りのコーナー

オールドローズはそのほとんどがいい香りをもっていますが、とくに香りがいいものをモダンローズも含めて集めてあります。一歩足を踏み入れるだけて香りに包まれます。


11.シングルのローズコーナー

シングルローズとは一重のバラ、つまりバラの基本形である花びらが5枚のバラを集めています。したがって原種バラからモダンローズまで広い範囲から収集、植栽しています。


12.ホワイト&ピンクコーナー

白色のバラを中心にしてピンク色のバラをあしらい、その大半はオールドローズなので香りもよく、うっとりするコーナーです。


13.シェードコーナー

日陰で育つバラはないといっていいでしょう。が、一日中日が当たる庭もあまりありません。パーゴラで日陰をつくり、いくらかでも日陰に耐えるバラを植栽しました。


14.オールドローズコーナー

中央の芝生広場です。正面のスクリーンとその下のバラ、周囲の高いポール、テラスのパーゴラなどが含まれる気持ちのいい広場です。


15.インドの夢

『熱帯でも育つバラを目指したい』、インドのヴィル・ヴィララガヴァンさんご夫妻の作出されたバラを植栽してあり、今後の生育に注目したいコーナーです。


16.サンタ・マリアの谷

バラの研究家であり、チャイナローズとハイブリッドギガンテアの収集で知られる、イタリア・サンタマリア在住のヘルガ・ブリシェさんより寄贈された大コレクションの植栽です。


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